学科紹介
都市デザイン工学とは、地域の自然環境や歴史・文化などを考慮して、私たちの生活を支える道路、橋、港、河川などの都市基盤を建設し、 都市空間を整備するとともに、これらを安全・便利・快適・有効に利用していくために必要な学問・技術の体系です。 「都市デザイン工学科では、本学科の教育理念に基づいて、社会に役立つ高度専門技術者等の育成を目指した学習・教育到達目標を達成するため、 これに必要な学問・技術体系の骨格となる5つの領域や共通領域などにおいて豊富なカリキュラムを提供する」とともに、 多彩な資格または受験資格が得られように配慮するなどして、卒業だけでなく就職まで一貫したきめ細かな指導を行っています。
教育理念
都市デザイン工学科では、『未来を見据えた総合的な視点から判断できる幅広い教養、都市デザイン工学に関する最先端の技術や高度な専門知識、実践力やコミュニケーション能力などの非認知能力、国際性を兼ね備え、変化する社会に対応し、常に挑戦し続ける技術者』(技術者像)を養成する。
学習・教育到達目標
- 総合的な視点からの基礎学力を修得し、広い視野と確かな判断力を身に付ける(基礎学力、判断力)。
- 科学技術の社会的貢献と地域環境への影響を自覚し、自己実現と自己責任の意識を持った自律できる技術者としての素養を身に付ける(技術者倫理)。
- 数学、物理学、化学、地学、生物学などの自然科学および情報の基礎的学問を身に付ける(自然科学、情報処理)。
- 都市デザイン工学科の専門領域(デザイン・計画領域、構造領域、コンクリート・材料領域、地盤領域、河川・海岸領域)の内容を修得し、 社会基盤の整備や都市および地球環境の保全に関する専門知識と技術を身に付ける(専門知識、専門技術)。
- 協調性、指導力、計画的に作業を実施する素養を養うとともに、観察力、理解力、考察力、説明能力を身に付ける(実践力)。
- 専門的な知識や技術を多角的・総合的に用いて社会が要求する問題を把握・整理し、 解決するデザイン能力ならびにプレゼンテーション能力を身に付ける(問題解決能力、プレゼンテーション能力)。
- 社会人として基本的なコミュニケーション能力とマナーを身に付ける(コミュニケーション能力)。
- グローバル化時代に対応できる国際感覚・国際性を身に付ける(国際性)。
- 社会要請の変化に対応して、生涯学び続ける姿勢・自己学習の習慣および問題を解決する能力を身に付ける(生涯自己学習)。
都市デザイン工学科としての技術者倫理教育の方針
- キャリアデザイン(1年次)で、共通する基本的な内容について知識を与え、倫理問題を意識させる。
- 技術者倫理(3年次)を開講するとともに、専門科目(2~4年次)において、当該科目の内容と関連した事例を用い、倫理問題を考えさせる。
- 卒業研究(4年次)において、論文引用(著作権、特許権など)などの倫理問題を考えさせる。